* 舌 切 り す ず め *
| 絵 本 | 作 者 | 出版社 | あ ら す じ |

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文/ 松谷 みよ子
絵/ 片山健 |
童心社 |
・むかし、じいさまが山で木を切っていて 昼飯にしようとしたら、一羽のすずめがお弁当を食べてクウクウ寝ていた。
・じいさまはすずめを懐に入れて連れ帰り、「ちょん」と名前をつけてたいそう可愛がったが、ばあさまは面白くない。
・ある日、ばあさまが洗濯物にのり付けしようと、トロトロ煮たのりの番をちょんに言い付け洗濯に行ったが、帰って来るとちょんがのりをなめていた。
・ばあさまは怒って、ちょんの舌を切り追い出してしまう。
・じいさまが山から帰ってこの話を聞くと、切ながり すぐにちょんを捜しに家を飛び出した。
・野越え、山越え行き、遊んでいる子ども達に、すずめの宿を尋ねると「土の団子ななつ食うたら教えてやる」と言われる。
・じいさまは、むせながら土の団子を食べると子ども達は「舌切りすずめは藪の中。わーい。」と、走って行ってしまった。
・棘だらけの藪の中をじいさまは泣き泣き這いまわり、ようやく藪から抜け出すと、川があり牛洗いが牛を洗っていた。
・その男にすずめのお宿を尋ねると、牛の洗い汁を七桶飲めば教えてやると言われる。
・じいさまはがっぽがっぽと飲に干し、教えられた通りに行き、ようやくおちょんすずめが居る竹林にたどり着く。
・ちゃんぱたり とはたを織っていたおちょんすずめも、ちょんちょん大喜びでご馳走をしてもてなした。
・じいさまの帰り際には、お土産におおきいつづらと小さいつづらを差し出し選ばせた。
・じいさまは「年寄りなので・・・」と小さい軽いつづらを貰い、家に帰って開けると大判・小判・綾錦がこぼれるほど詰まっていた。
・ばあさまもじっとしていられず、すぐにつづらを貰いに走って行った。
・途中、子どもに出会うとぐわぐわと七つの土団子を食った。
・藪では「したきりすずめが憎い」と棘にさされながら這いまわり 川で出会った牛洗いからすずめの居場所を聞くために、牛の洗い汁をがっぽがっぽと飲み干した。
・そして、ようやくすずめのお宿に着くと「おら、おまえにあいとうて。・・・」と怒鳴った。
・舌切りすずめは「それならおあがり。」と上げたものの欠けた茶碗に折れた箸でもてなした。
・ばあさまは出されたご馳走をせこせこかき込むと、大きいつづらを催促した。
・帰り道、中が見たくて見てくて我慢できなくなったばあさまは、山の中でつづらのふたを開けてしまう。
・中からはへびやむかでや気味の悪い化け物が出て来て、ばあさまを取り囲んだ。
・ばあさまは、う〜んと言って気を失ってしまった。
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まあみ評 |
水彩画が全体的にほんわかとしたイメージで優しい。
なんとも優しそうなおじいさんと見るからに意地悪で欲が深そうなおばあさん。この二人が夫婦であることも舌切りすずめの面白さなのだろうか?
おじいさんが口移しですずめに食べ物をやり、それが面白くないおばあさんの表情が何とも人間臭く感じられる。
また、おばあさんがすずめの舌を切って飛び散る血が痛々しい。
この話しは、泥団子を七つ食べ、刺だらけの藪の中を通り、牛の洗い汁を七桶飲んでおちょんすずめのお宿に行き着くのだが、同じ行為をおじいさんはすずめに会いたい一心で おばあさんは大きなつづらが欲しい一心で行う。その様子が読み取れて興味深い。
刺にひっかっかれ切り傷だらけのおばあさんが ハエが飛び回る中、牛の洗い汁をがっぽがっぽと飲む場面からは凄い執念が伝わって来る。
最後におばあさんが蛇やむかでや化け物に取り囲まれはするものの気を失って終わる。最後の場面は子供が大喜びする化け物が一杯描かれていて面白い。 |

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文/ 小沢正
絵/ 梅田俊作 |
フレーベル社 |
・むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいた。
・おじいさんが野良仕事で、お昼にしようとお弁当箱を開けると、一羽のすずめが寝ていた。
・おじいさんは喜んで「おちょん」と名付けて大事に育て始めた。
・何日かして、おじいさんが畑へ出掛けた後、おばあさんは洗濯をしようと 鍋でのりを煮ました。
・のりの番をおちょんに任せて、おばあさんは川へ洗濯に行き、帰って来ると鍋は空っぽでのりがなくなっていた。
・おばあさんがおちょんに聞くと「お腹が空いたので残らず舐めた。」と言ったのでかんかんになったおばあさんははさみでおちょんの舌を切って家から追い出してしまった。
・そこへ、おじいさんが帰って来ておちょんが居ない訳をおばあさんから聞くと、かわいそうがって探しに出掛けた。
・とことこ歩いて行くと牛洗いが牛を洗っていた。
・舌切りすずめを知っているか尋ねると、牛を洗った水をお椀に三杯飲んだら教えてやると言うので、おじいさんは言われた通りにごくごく飲んだ。
・「しばらく行くと馬洗いが居るはずだ。そこへ行って聞くが良い。」と言われたじいさまは、今度は馬洗いに舌切りすずめを知っているか聞いてみた。
・馬洗いから馬を洗った水をお椀に五杯飲んだら教えてやると言われたおじいさんは ごくごく飲み、「しばらく行くと菜洗いがいるはずなので、そこへ行って聞くが良い。」と教えられる。
・ざぶざぶ菜を洗っていた菜洗いに尋ねると、菜を洗った水をお椀に七杯飲めと言われたおじいさんは言われた通りにごくごく飲んだ。
・菜洗いは、この先に大きな竹やぶがあり 舌切りすずめはその中だと教えてくれた。
・言われた通りに行くと大きな竹やぶがあり、家が一軒建っていた。呼ぶと、おちょんが出て来て 中へ招き入れてくれた。
・おじいさんが家の中へ入ると、すずめたちがあとからあとからご馳走を運んで来てくれた。
・おじいさんが食べたり、飲んだり、踊りを楽しんだりしている所へ おちょんがつづらを二つ運んで来た。
・お土産のつづらだが、重いのと軽いのどちらが良いかと聞かれたおじいさんは、年寄りなので・・・と軽い方を貰って帰って行った。
・家に戻ったおじいさんは、おばあさんに話して聞かせ つづらのふたを開けると、中には宝がびっしり。
・おじいさんとおばあさんは大喜びしたが、おばあさんは「どうせなら重い方のつづらを貰って来れば良かったのに。」「私が貰って来よう」と竹やぶへ出掛けて行った。
・おばあさんがおちょんを呼ぶと おちょんが顔を出して中へ招き入れようとした。
・しかし、おばあさんは ご馳走なんかよりつづらを出せ。と重いほうのつづらを催促すると、重いつづらを背負って戻り始めた。
・ところが、そのつづらの重いこと!!いくらも行かないうちに足がよろよろ 腰がふらふらになってしまった。
・中にどんな宝が入っているんだろう、と思うと我慢出来ずにつづらのふたを開けた。
・そのとたん、つづらの中から蛇やらむかでやらミミズやら気持ちの悪い物がぞろぞろ、にょろにょろ。
・慌てて逃げようとした時はもう遅く、おばあさんは 蛇にかまれ、むかでにさされてあっと言う間もなく死んでしまった。
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まあみ評 |
水彩画の優しいタッチで美しい色使いの絵である。
あまり大きな会場で大勢を相手に読み聞かせをするのはちょっと厳しいかも知れないが、こじんまりと読み聞かせるなら良いと思う。
おじいさんはいかにも優しそうに描かれ、おばあさんも多少目つきがきつい程度で 絵のタッチのせいかそれほど怖い印象は感じない。
おじいさんが舌切りすずめを探しに行く途中、馬洗い、牛洗い、菜洗いに次々会うが、皆洗い水を飲ませるのが、面白い。
無事にすずめのお宿に着くと、すずめは大勢で もてなしをしてくれる。
おばあさんが欲張って重いつづらを貰い、帰る途中で蛇やむかでにかまれて死んでしまうのが衝撃的である。
余談かも知れないが、お話が終わった次のページにおじいさんがひとりで畑仕事をしている挿絵があるのだが、何とも寂し気で気の毒な気がするのは私だけだろうか?
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文/ 松谷 みよ子
絵/ 村上幸一 |
ポプラ社 |
・むかし、じいとばあがおった。
・ある日、じいが山へ木を切りに行き、弁当を食べようとするとすずめが弁当を食べ そのまま寝ていた。
・初め、怒鳴ったがくうくう寝ているのでそのままふところへ入れて連れて帰った。
・じいはすずめに「ちょん」と名付けて可愛がっていたが、ばあは面白くない様子だった。
・ある日、ばあが川へ洗濯に行き帰って来ると、洗濯物に糊付けしようとばあが煮ておいたのりをちょんがぺちゃぺちゃとなめていた。
・怒ったばあはすずめを捕まえると舌を切って放り出した。
・しばらくして山から帰ったじいは、ちょんがいなくなったいきさつをばあから聞くと、「ひどい事をしたもんだ。」とわんわん泣き ばあにお弁当を作らせてすずめを探しに出掛けた。
・じいがおちょんを探しながらどこまでも歩いて行くと、馬洗いが馬を洗っていた。
・尋ねると、知っているが教える代わりに馬の洗い汁を七桶飲め と言う。
・じいががっぷがっぷ洗い汁を七桶飲むと、この道をずっと行くと牛洗いがいるので聞いてみろ と教えてくれたので、どこまでも行ってみると牛洗いが居た。
・「舌切りすずめのお宿をどこか教えてくろ。」と尋ねられた牛洗いは、同様に牛の洗い汁を七桶のめば教えてやると答え、じいはがっぷがっぷと牛の洗い汁を七桶飲んだ。
・牛洗いは山をぐるうっと回って行くと竹やぶがありすずめのお宿はそこだ と教えてくれる。
・教えられた通りに行くと山が深くなった辺りに竹やぶがあり、はたを織る音が聞こえて来た。
・じいが声を掛けるとはたの音がぱたりと止んで、舌切りすずめが出て来た。
・じいが ばあが舌を切った事を謝りに来た と言うと舌切りすずめは、「よく来て下さった。」とじいを中に上げ、赤いお膳に赤いお椀、白いままにさかなを添えてたんとご馳走してくれた。
・その晩はそこに泊まって、朝、帰るじいにすずめは 大きい方でも小さい方でもどちらでも。と二つのつづらを運んで来た。
・じいは、歳なので と小さいつづらを貰って家へ帰り、開けてみると金やら銀やら綾錦に珊瑚などの宝物が一杯入っていた。
・それを見たばあは足踏みをして「おらも行く。」と言うとじいの通りにして行った。
・そして、同様に馬洗いと出会い 馬の洗い汁をがっぷがっぷと七桶飲むと、牛洗いを怒鳴りながら探して歩き、牛洗いに出会うと牛の洗い汁をがっぷがっぷと桶に七杯飲んだ。
・牛洗いにすずめのお宿を聞いたばあは 怒鳴りながら捜し歩き、すずめのお宿に着くと舌切りすずめが出て来て「ばあさま、なんでここへ来たな。」と尋ねた。
・「わしゃ、お前に会いとうて 会いとうて、随分お前の面倒も見たし。」と言って中に上げてもらう。
・舌切りすずめは、塗りの剥げたお膳に欠けたお椀でご馳走したが、ばあはせっせとかき込み、お土産を催促した。
・ばあは、足腰が達者だからと大きな重たいつづらをよたよた背負って出た。
・重いのをこらえて歩くうちに 中身が見たくてたまらなくなったばあは、のっぱらでちづらのふたを開けてみた。
・すると、中からはめん玉ない化けもんだの蛇だのむかでだの、何やら恐ろしい物がぞろぞろと出て来て、ばあは目を回し引っくり返ってしまった。
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まあみ評 |
いかにも人の良いおじいさんと、ちょっと意地悪そうなきつい感じのおばあさんが描かれている。
おじいさんがすずめを大事にして可愛がることを「面白くない」と感じるおばあさんは焼きもちを焼いているのかも知れない と、少し親近感を感じるのは私だけだろうか?
同じ様におちょんを捜し歩き、馬や牛の洗い汁を飲んで苦労して舌切りすずめのお宿にやって来たのに、おじいさんとおばあさんへのもてなし方の違いにおちょんの気持ちが表われていて思わず笑ってしまう。
この「したきりすずめ」の再話は石川県江沼郡に伝わる話を中心にされたと、あとがきにあるが 時代を超え地域を越えて少しずつ形を変えながら語り継がれてきたのだろうと思う。
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文/ 石井桃子
絵/ 赤羽末吉 |
福音館書店 |
・むかし あるところに、じいさとばあさがおった。
・二人には子供がなかったので、じいさは一羽のすずめを飼ってとても大事に育てていた。
・ある日、じいさは山へ芝刈りに行き ばあさが庭で洗濯をしていると、すずめがばあさの煮ておいたのりをみつけて皆舐めてしまった。
・ばあさはかんかんに腹を立て、はさみですずめの舌をちょきんとちょん切ってしまう。すずめはちゅんちゅん鳴きながら山の方へ飛んで行ってしまった。
・山から帰ったじいさがばあさからこの話しを聞くと「なんと むごい事をしたものよ。おら、すずめに謝って来る。」と杖を突き「すずめやすずめ すずめのお宿はどこじゃいな ちゅんちゅん」と山の中へ入って行った。
・しばらく行くと、牛を洗っていた牛洗いどんに出会い、舌切りすずめのお宿を知らんか と聞くと、牛洗いは「それを知りたくば、牛を洗うのを手伝え。」と言う。
・じいさが一生懸命牛を洗ったので 牛達はびんかびんかと光るほど綺麗になり、牛洗いは喜んで「おおよく洗った。この山道を真っ直ぐ行け。すると馬洗いどんがおる。舌切りすずめのお宿のありかは そこで聞くが良い。」と教えてくれた。
・また、杖を突き進んで行くと、やがて馬を洗っている馬洗いどんの所に出た。
・じいさが 舌切りすずめのお宿を知らんか と聞くと、馬洗いは「それを知りたくば、馬を洗うのを手伝え。」と言う。
・じいさは、また一生懸命馬を洗ったので 馬達は一頭残らずびんかびんかと光るほど綺麗になり、馬洗いは喜んで「おおよく洗った。この山道を真っ直ぐ行け。すると大きな竹やぶがある。舌切りすずめのお宿はその中だ。お前のすずめは、赤い前掛け掛けて はたを織っているからな。」と教えてくれた。
・言われた通りに進んで行くと大きな竹やぶがあり、沢山のすずめが飛び回っていた。竹やぶの中には立派な家があり、舌切りすずめはそこのはた織り部屋で赤い前掛け掛けてちんからりんとはたを織っていた。
・舌切りすずめは、じいさの声を聞き付けると 家から飛び出して来た。そして、じいさがばあさのした事を詫びると「いえいえ。謝ることなどありません。でも、私は また じいさと会えて嬉しい。」と言った。
・そこへ、他のすずめ達も集まって来て 皆でじいさをお座敷に案内し、じいさにご飯や魚のお膳を勧め 踊りを踊ってもてなした。
・その晩、すずめのお宿に泊めて貰ったじいさが 翌朝帰ろうとすると、お土産にと 家の奥から大きいつづらと小さいつづらを持ち出して来た。そして、「どちらでも好きな方をお持ちください。でも、家に着くまで決してふたを開けてはいけませんよ。」と言う。
・じいさは歳をとっているからと小さい方のつづらを背負い、すずめ達に別れを告げた。
・さて、家に戻ってばあさと二人でつづらを開けてみると、大判小判、珊瑚に宝珠。金銀財宝がざっくざっくと出て来た。
・これを見たばあさはもっと宝が欲しくなって、早速 脚半を履き、じいさと同じように山の中へと入って行った。
・すると、牛洗いどんが牛を洗っていて、すずめのお宿を聞くと、牛を洗うのを手伝えば教えてやると言われる。
・ばあさは汚れた牛のあちこちを こちょこちょとこすって、「さあ、洗った。舌切りすずめのお宿はどこじゃい。」と催促した。
・もう少し行くと馬洗いどんがいるから…と教えられ、どんどん行くと、馬洗いどんが居た。
・すずめのお宿を聞き、馬を洗うのを手伝えば教えてやると言われたばあさは、汚れた馬をごしょごしょとこすっただけで その先の道を教えて貰った。
・竹やぶのある所ではすずめ達が飛び回り「おうい。ばばが舌切りすずめに会いに来たぞう!」とばあさが怒鳴るとたちまちすずめ達が集まって来た。
・ばあさが舌切りすずめに会いに来たと言うので、舌切りすずめも出て来て皆でばあさを家の中に案内したが、連れて行ったのは台所。出された食べ物は、粟のご飯に菜っ葉の汁だった。
・ばあさはそれを 急いで駆け込むと土産を催促した。
・すずめは 家の帰るまでは決してふたを開けてはいけませんよ と、じいさの時と同様に大きいつづらと小さいつづらを運んで来た。
・ばあさは おら、丈夫だから と大きい方のつづらを貰い、つづらを背負ってすずめのお宿を出た。
・ところが 大きいつづらは大変重く、少し行くとすぐに休んだのだが、どんな宝が入っているかと思うと 中を見たくてたまらなくなった。
・ふたを少し開けて中を覗き込んでみたばあさ、何か薄黒く光ったものや、黄色く光ったものが見えると「銀の延べ棒じゃ!金の茶釜じゃ!」と喜んだ。しかし、銀の延べ棒だと思ったのは蛇で、金の茶釜だと思ったのは大きなひきがえるだった。
・ばあさは腰を抜かしながらも 命からがらやっと家まで這って帰り、それからと言うもの ばあさは余り欲を張らなくなった。
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まあみ評 |
この舌切りすずめでは、他によく見られる「山仕事に行ったおじいさんがお弁当を食べたすずめを家に連れて帰る」と言う出会いは無い。子供がいない老夫婦で、おじいさんは一羽のすずめを飼って可愛がっている。
舌を切られたすずめが血を流しながら飛んで行く姿におばあさんの冷酷さが感じられるが、昔はそれほどまでにのりも大切な物だったということだろうか?
おじいさんが慌ててすずめに詫びに行くが、途中で出会う牛洗いも馬洗いも他のお話しほど ひどい要求をして来ないのでホッとする。
おじいさんが 牛や馬をぴかぴかに洗い上げるのとは対照的に、おばあさんは適当に洗って誤魔化す辺り、性格の違いがよく表れている。
ここでもおじいさんとおばあさんのもてなされ方が違うが、通された部屋まで随分と差を付けられていて面白い。
このお話しの特徴的なの部分は、おばあさんが改心して その後は余り欲を張らなくなったということだと思う。
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* 桃太郎 *
* かちかち山 *
* さるかに合戦 *
* 花咲かじいさん *
* 舌切りすずめ *
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